「和音式」ピアノ教本は大きく

『Ⅰ.和音編』→『Ⅱ.伴奏編』→『Ⅲ.移調編』と進んでゆき、

それぞれ1編が、第1章~第7章の構成となっています。

詳しい概要を、下からご覧ください。

 

Ⅰ.和音編

​第1章~第4章
​目標:基本3和音《「ドミソ」「ドファラ」「シレソ」》の習得
​(左手:基本3和音/右手:ド~ソ)

『Ⅰ.和音編』第1章~第4章での目標は、

基本3和音《「ドミソ」「ドファラ」「シレソ」》を、習得することです。

そこで、
​第1章で〈右手:ド~ソ〉だけでできた7曲のメロディを弾けるようにしたあと、

この7曲のメロディに対して左手が、

→第2章(左手:「ド」「ファ」「ソ」/右手:第1章と同じ)

​→第3章(左手:「ドソ」「ファラ」「シソ」/右手:第1章と同じ)

​→第4章(左手:「ドミソ」「ドファラ」「シレソ」/右手:第1章と同じ)

と発展してゆきます。

第1章で学んだ7曲が、2章、3章、4章と計4回も出てくるので

右手はどんどんスムーズになりますから、

左手の《基本3和音》の習得だけに集中して進むことができます。

​第5章
​目標:右手の指替えの習得
(左手:基本3和音/右手:ド~ラ)

 

第5章では、右手が(ド~ラ)に発展した新しい7曲が登場します。

(ド~ラ)まで出てくるということは、

右手にはじめての”指替え”が発生してきます。

しかし、左手は第4章までに習得した「ドミソ」「ドファラ」「シレソ」の

《基本3和音》のみになっているため、

​右手の”指替え”に集中しながら新しい7曲を習得することができます。

​第6章/第7章
​目標:レパートリーを増やす
​(左手:基本3和音+α/右手ド~ド,ド~ド~ソ)

第6章では、右手が(ド~ド)の曲を8曲、

第7章では、右手が(ド~ド~ソ)の曲を8曲習得します。

左手は《基本3和音》+αの新しい和音も登場します。

このあたりまで来ると、《基本3和音》が徹底的に身についていることから、

新しい和音も、さほど苦労することなく習得できるようになっています。

​第1章~第4章(左手:基本3和音/右手:ド~ソ)・・・7曲

​第5章(左手:基本3和音/右手:ド~ラ)・・・7曲

​第6章(左手:基本3和音+α/右手:ド~ド)・・・8曲

​第7章(左手:基本3和音+α/右手:ド~ド~ソ)・・・8曲

以上の30曲を、”九九”のようにすべて、

スラスラよどみなく弾けるようになるまで反復したら、

『Ⅰ.和音編』の完成です。

Ⅱ.伴奏編

 

『Ⅰ.和音編』で習得した30曲が伴奏形になって再登場です!

​右手のメロディはすっかり弾けるようになっていますので、

左手の伴奏に集中して取り組むことができます。

 

​『Ⅱ.伴奏編』では『Ⅰ.和音編』で弾けるようになった30曲が

伴奏形になって再登場します!

右手はもうお手の物ですから、左手の伴奏に集中することができます。

左手も、基の和音が手に染み込んでいますので、

伴奏形にするのも、そんなに難しくありません。

安心して、左右の指をバラバラに動かすことに取り組みましょう。

ただし、同じ曲ばかりでは飽きてしまう子のために、

スパイスとして1章に付き1,2曲ほど、新しい曲を用意しています。

(冒頭に【Try!】と表記されているもの)

これらの曲も時間をかけて何回も反復し、

​新しいレパートリーに加えてあげましょう。

Ⅲ.移調編

『Ⅰ.和音編』『Ⅱ.伴奏編』で弾いてきた30曲が

今度は移調されて、再登場です!

 

 

​『Ⅲ.移調編』も、

『Ⅱ.伴奏編』では『Ⅰ.和音編』で弾けるようになった30曲+αが再登場です!

調が変わっても、もう何度も弾いてきた曲です。

動きがすっかり手にすり込まれているので、

新しくつく調号たちに集中することができます。

運指が変わるところもありますが、

弾きなれた曲たちに生徒さんたちも安心しています。

なので、面白がって移調に取り組んでくれますよ!

また、『Ⅲ.移調編』でも、6曲に一つほど、

今度はmollの新しい曲を用意しています。

(冒頭に【Try!】と表記されているもの)

初めてのmollですから、全く違った雰囲気の曲を、

​たのしみながら取り組んでもらえる作りになっています。

 

 

 

 

和音式では、

『Ⅰ.和音編』→『Ⅱ.伴奏編』→『Ⅲ.移調編』の中で

表現力に関しても3つのステップを踏んで磨いてゆけるように

構成しています。

 

『Ⅰ.和音編』

和音編にはアーティキュレーションが一切登場しません。

まず基本の手を作るため“まあるい手”で

粒をそろえたフォルテが弾けるようになりましょう。

豊かな表現には、この土台が大切です!

 

『Ⅱ.伴奏編』

教本の中に、

「アーティキュレーションを書き込んでみよう」

という指示があります。

アーティキュレーションが何も書かれていない楽譜に、

生徒さん自身のアイディアで書き加え、表現してみましょう。

最初からアーティキュレーションが与えてしまっているよりはるかに、

表現に対して積極的になってくれますよ!

先生も一緒になってあれこれ考え、楽しい時間にしてもらえたらと思います。

 

『Ⅲ.移調編』

移調された楽譜の次に、作曲ページを設けています。

ここでは、伴奏編で学んだ様々な伴奏形を参考に、

好きな伴奏形を選び、プチ作曲に取り組みます!

曲の途中で伴奏が変わったり、

左手だけでなく、右手に何か加えてももちろん結構です。

生徒さんのアイティアを先生自身も楽しみながら、

自由に和気あいあいと、創造性を発揮させてあげてください。